フリープランナーって、何をする人?
「フリープランナー」という言葉を、聞いたことがあるでしょうか。
日本で結婚式を考えはじめると、多くの方はまず結婚式場を見に行くか、ブライダルカウンターへ相談に行かれると思います。会場を決めて、そこにいるプランナーと進めていく。それが当たり前の順番になっています。
海外では、少し違います。
そもそも、フリープランナーとは
ひとことで言うと、どこの結婚式場にも所属していないウェディングプランナーのことです。
会場のスタッフではないので、特定の会場をおすすめする立場にありません。どこで挙げるかを決めるところから、おふたりと一緒に考えます。
器よりも先に、人を決める
海外で結婚式を考えるカップルが最初に探すのは、会場ではなくプランナーです。誰と一緒につくるかを決めてから、場所を決める。
順番が逆に見えるかもしれません。でも、理由があります。
結婚式は、人がつくるものだからです。
会場の写真は、どこもきれいです。いちばんきれいに撮れた一枚を載せているのですから、当然です。けれど、その日に何が起きるかを決めるのは写真ではありません。おふたりの話を誰が聞いて、誰がかたちにするか。そこで決まります。
見た目の華やかさも、もちろん大事です。ただ、それは後からでも選べます。人は、後から選び直せません。
だから、先に人を決める。
私は「なぜ」から聞きます
私が最初にうかがうのは、会場の希望でも、予算でもありません。
「なぜ、結婚式をするんですか」
親に見せたいのか。友人に会いたいのか。ふたりだけの区切りが欲しいのか。あるいは、まだ分からないのか。分からなくても、それでいいんです。一緒に探すところから始めます。
それがはっきりしたら、こうお伝えします。「だったら、こういう形はどうでしょう」
そこで初めて、場所の話になります。人数の話、何にお金をかけて何をやめるかの話になります。
「なぜ」が決まっていれば、そのあとの判断は速いです。迷ったときに、戻る場所があるからです。
会場は、そのあとで決める
ご相談に来られる方は、会場が決まっていない状態の方のほうが多いです。「何から始めていいか分からない」という段階でお会いすることも、めずらしくありません。
提携している会場は、いま10件ほど。ホテルとレストランが中心です。数を多く集めているわけではありません。
提携していない会場でも、条件が合えば同じように対応しています。おふたりが「ここでやりたい」と決めてこられた場所に、私が合わせる形もあります。

相談から当日まで
期間は、6ヶ月ほどあればゆっくり準備ができます。最短では2ヶ月ほどからお受けしています。
打ち合わせは、内容にもよりますが10回ほど。福岡市中央区平尾にあるサロンでお会いしています。初回のご相談は無料です。
打ち合わせが終わったあと、決まったことを整理して、手配が必要なものを進めます。それと、会話のなかで出てきた話を拾って、次にお見せできるものを考えています。
「先日こういうお話をされていたので、こんなものはどうでしょう」
打ち合わせの半分は、その場で決めることよりも、次に何を持っていくかを考える時間でできています。

結婚式当日のこと
当日は、おふたりより早く会場に入ります。会場へのご挨拶から始まり、準備、各業者との連絡。
司会者、カメラマン、美容師、装花。たくさんの人が動いています。その全体を見て、指示を出しながら現場を進めるのが私の役割です。そのあいだに、おふたりと言葉を交わし、ご親族にご挨拶をして、必要なことを手当てしていきます。
披露宴が終わり、お見送りをして、片付けをして、最後にもう一度会場へご挨拶をしてから帰ります。
会場のプランナーがいらっしゃる場合は、その方は会場側の窓口として動いてくださいます。会場のことを整えていただき、私はおふたりのプランナーとして全体を進める。役割が分かれている、という形です。

写真も撮っている理由
結婚式は、基本的に分業でつくられます。プランナーがいて、カメラマンがいて、美容師がいて、衣装のご担当がいる。私は、プランナーをしながらカメラマンもしています。
理由は単純です。プランナーは、半年なり一年なり、おふたりと一緒に結婚式をつくっていく人です。いちばん長く話をして、いちばん多くのことを知っている立場にいます。
どんなおふたりで、どんな性格で、何が好きで、どういう一日にしたいのか。
その人が撮る写真と、当日はじめてお会いするカメラマンが撮る写真は、たぶん違うものになります。事前にお伝えできることには、限りがあるからです。
結婚式当日は私がプランナーとして動いているので、メインのカメラマンとしては撮れません。それでもカメラは首から下げていて、動きながら撮っています。
プランニングだけ、撮影だけ、というご依頼もお受けしています。
よく聞かれること
「間に人が入ると、高くなるのでは」
いちばん多く聞かれます。仲介が入るのだから、そのぶん上乗せされるのではないか、と。
ブライダルに関しては、下がることのほうが多いです。理由を説明すると長くなるので、見積もりの記事に分けて書きました。
このほか、持ち込みができるか、持ち込み料はかかるか、何人からできるか、衣装はどこと提携しているか。このあたりも初回によくいただきます。会場によって答えが変わるので、お会いしたときにお伝えしています。
選択肢として
私は結婚式のプロデュース会社で13年間、この仕事をしてきました。今年で14年目です。ずっと会場の外側から結婚式をつくってきて、2026年に「THE HIVE WEDDING」として独立しました。自分の世界観で結婚式と撮影をつくりたい、と思うようになったからです。
会場へ直接行くのか、あいだに立つ人を選ぶのか。どちらが正しいという話ではありません。ただ、選択肢があることを知らないまま決めてしまうのは、もったいないと思っています。
比べたうえで、おふたりにとっていちばん良い形を選んでいただけたらと思います。
ご相談は無料です。何から始めていいか分からない、という状態でもかまいません。
会場を決める前に知っておいてほしいお金の話は、別の記事に書いています。
→ 次に読む:見積もりは、なぜ後から上がるのか